アレ、原因は菌なんですが、洗濯をしてくらいではなかなか消えてくれません。
最近では除菌効果を売りにした洗濯用洗剤もありますが、部屋干しが常になっているご家庭だとイヤな臭いは避けられそうにありません。
特に皮脂で汚れる肌着は毎日着るものですから、菌が繁殖しやすくなります。
塩素系漂白剤での消毒にはデメリットもあるので多用したくないのですが、私は塩化ベンザルコニウムを使って衣類の臭い対策をしています。
塩化ベンザルコニウムというとあまり聞き慣れないかもしれませんが、医療現場では皮膚や器具の消毒に使われている消毒剤の事です。
塩化ベンザルコニウムには様々な良いところがあり、お洗濯にも効果を発揮します。
塩化ベンザルコニウムのいいところ
においがきつくない塩素系消毒と違い、鼻に刺さるような刺激臭がありません。
着け置き後の衣類が塩素臭くなることもないですし、皮膚消毒にも使われるものですので、使い方を守れば赤ちゃんの肌着にも安心です。
衣類が痛まない
塩素系漂白剤は長時間漬け込むと色が抜けたり生地が痛んだりしますが、塩化ベンザルコニウムはそのようなことがありません。
私はおしゃれ着にも塩化ベンザルコニウムを使っています。
(革製品には使えませんので、説明書きを読んで自己責任で使ってください)
安い
500mlで数百円ですので、値段を気にせず日常的に使うことができます。
ドラッグストアなどでも「オスバン」という商品名で売っているのを見かけますね。
使い方
塩化ベンザルコニウムでの洗濯で重要なのが、「洗剤と一緒に使わない」
という事です。
洗濯機で塩化ベンザルコニウムと洗剤を一緒に入れて洗うと、塩化ベンザルコニウムの消毒作用が薄まり、洗剤の洗浄力も落ちてしまいます。
順番としては、
- まず洗面器やバケツなどに水で100倍に薄めた塩化ベンザルコニウム液を作りましょう。
- そこに衣類を30~60分ほど浸します。
- 後は水で衣類をすすいだ後、洗濯機で普通に洗濯をするだけです。
肌着や靴下、汗をかきやすい赤ちゃんの衣類など、においが気になる洗濯物は定期的に塩化ベンザルコニウムで消毒するようにしていますが、梅雨時でもにおいが気になることはありません。
殺菌の不快なにおいが無い分、柔軟剤の良い香りが引き立つ気がします。
梅雨時期や冬時期などの洗濯物が乾きにくい季節や、共働きで一年中部屋干しをしているご家庭にはおすすめです、塩化ベンザルコニウム!