Amazonで前から気になっていたTシャツが半額になっていたので注文しました。
ただ、一つだけ引っ掛かったのが販売がどうやら中国のようです。
発送もChina postでした。
日本のブランドなのに中国からとは…?
少しというかだいぶ不審な気がしましたが、半額で1660円送料無料だったので、試しに飛びついてしまいました。
注文から到着まで2週間以上かかるとの事でしたが、急ぐものでもないですし、少し待てば半額になるならいいかな~と気楽な気持ちで注文確定。
…そして忘れた頃に商品到着。
薄いビニール袋に入っていました。
早速袋を開けて中を見ると
ん?
なんだろうこの生地…
日本ではあまりお目にかからないテロテロの生地…
伸縮せず、汗も吸わない感じのスポーツTシャツといった生地…
注文時はコットン生地と思ったけどなぁ?コットンは一切使われていなそう。というかそれを示すタグもない。
プリントも拡大コピーしたようにぼやけています。というか完全に拡大コピーです。
パソコンの画像と実際の商品はちょっと違うってこと、ネット通販ではよくあるよね~…というレベルではありません。
極め付きは、首元のブランドタグが無い。
そうですね、偽物ですね。それも似せるつもりが無い偽物です。
金額は小さいですが、内心ワクワクしながら商品到着を待っていた私には大きいダメージです。
これまで何度も海外通販を利用していて油断していたのでしょう。
Amazonが間に入っているという安心感もありました。
いままでAmazonでたくさんの買い物をしてきましたが、マーケットプレイスでこのような悪質な販売者を野放しにしているのかと思うととても残念です。
まぁ、こちらも販売・発送元を見た時点で気付かなければいけなかったのですが。
商品が届いたその日に、ダメもとで返品の連絡をしてみました。
一日置いて届いたのが下のメールです。
こんにちは、
注文いただきありがとうございます。
私達は部分的な払い戻し(700 円)を与えることができます、あなたはパッケージを保つことができ、返されません。 OK?
リターンサイクルは15-30日のリターンを必要とするため、出荷は非常に高価です。
ありがとうございました
部分的に返金するよ、商品は返品はしなくていいよ。ってことらしいですね。
なぜ1660円の商品の返金が700円なのか?とイラッとしますが、差額は勉強代だと思ってあきらめましょうか…
船便とはいえ、中国からの送料も安くはないでしょうからね。
買った方は偽物をつかまされ、売った方は部分的とはいえすぐ返金、しかもマーケットを提供したAmazonの信用は下がる…
関わった三方が全員損をしているという結果に。
果たして、どんなつもりで売っているんでしょうね。
返金差額から品物の仕入れ(タダ同然?)と送料を引いてわずかにプラスになるのか知りませんが、手間をかけてまでやる意味があるのか…?
ダマされた側ではありますが、中国の出品者が心配になります。
何か儲けのカラクリがあるのか…?
結果的に、返金されなかった900円の損と、着るに堪えない偽物のTシャツが手元に残ったわけですが、勉強代としては安く済んだのかな、と思います。
忘れていたことを思い出させてくれたというか。
「その名前を見つけたら警戒しなくてはいけない国がある」という事ですね。
最近は有名通販サイトを丸パクリした詐欺サイトも多いようです。
一見ちゃんとしたサイトのようでも、日本では使われないような書体が使われていたり、運営会社の所在や連絡先(電話番号)が怪しかったり、そもそも連絡先が載っていないものなどは完全にアウトでしょう。
カード払いやペイパルが使えないサイトも避けた方が良さそうです。
ネットで最安値を探しているとそういったサイトにたどり着くことがありますが、定価の半額以下などのぶっ飛んだ値付けだったりしますね。
偽物が届く以前に、お金を振り込ませて音沙汰無し…といった事も十分考えられます。
ネット通販大手のAmazonも無法地帯になっているのでより一層慎重に買い物をしなければならなくなりました。
とはいってもAmazonの商品すべてが危ないというわけではなく、今回やられたマーケットプレイス、特に「China post」に用心しましょう。