家の照明器具を自分で選びましたが、これはある程度業者に任せた方が良いかもしれません。
とてつもない労力を必要とするからです。
シーリングやダウンライトなどの器具の違いから、光束や色温度、照射角度なども理解しなくてはいけないし、正方形以外の部屋の場合は複数の器具を使って光を配置しなくてはいけません。
そして、メーカーのカタログが分厚い。
大量にある似たような商品の中から目的に合った照明器具を探し当てるのは途方もない作業です。
素人が一から考えるよりは、プロにプランニングしてもらった方が失敗は少ないと思います。
ネットでも、自分で照明を決めたら暗すぎて生活に支障をきたしているといった相談もよく見ますね。(明るすぎて困るという事はまずないらしい)
どうしても使いたい照明があればそれを取り入れるのもいいですが、家中の照明を1から10まですべて決めるのは覚悟が必要です。
「ここはダウンライト」
「ここはペンダントライト」
などと使いたい器具の形を大雑把に決めたら、明るさや配置などは専門家に委ねた方が良いでしょう。
これまでは天井にシーリングライト一つを付けて部屋全体を明るくするのが当たり前でした。
なので、8畳の広さの部屋には「8畳用」と書かれた蛍光灯を一つ付ければよかったので悩むことはありませんでした。
ですが、最近では必要な場所だけ照明で照らし、間接照明なども活用して、あまり部屋を明るくしない方がリラックスできるというのが流行りのようです。
欧米では蛍光灯のような白い光はオフィスや工場だけの物であり、自宅では電球色のような柔らかい色の照明を使うみたいですね。
これはその国の日照条件や、目から入る光の感度が人種によって違う事も関係しているようです。
自分も含め、蛍光灯の煌々とした明るさに長年慣れ親しんだ日本人にとっては暗く感じるかもしれませんが、省エネの視点からも、使う場所だけ明るくするというスタイルもいいかもしれません。
住んでみてから後悔しないように、ダクトレール(ライティングレール)を活用するのもいいですね。
自分で器具を付け足すことで生活の変化に対応することができます。
自分も寝室や子供部屋などには住んでみてから照明計画を調整できるようにダクトレールを多用しました。
このようにシンプルなペンダントソケットにレトロなLED電球を付けるのも面白いですね。
白熱電球のフィラメントを再現したLED電球です。
雰囲気が良いですね。
照明には利便性を第一に考え、見た目などにはそれほどこだわらなかったのですが、唯一使いたかった照明器具があります。
それがコレ、セクトデザインのOCTO4240です。
ダイニングテーブルの上がちょっとした吹き抜けの傾斜天井になるので、ボリュームのあるOCTO4240は収まりが良くしっくりきます。
内装は全て無垢の木なので、アクセントになればと色はブラックを選択。
少し重さがあるペンダントライトなので、傾斜天井のシーリング器具は
このようなものを選択しました。
今はLED照明が主流になっているので、蛍光灯に比べて器具の寿命も長くなりました。
メーカーの謳う寿命通りの耐久性とはいかないでしょうが、電球や器具の交換サイクルは長くなるでしょう。
ずっと使うものだからこそ、後悔の無いように計画したいですね。