寝袋の下に敷くやつです。
これがあると石などのゴツゴツした固さ軽減し、地面からの冷気を遮ってくれます。
特に寝袋が地面に接する面は体重で寝袋のふくらみがつぶされるので、地面の冷気をモロに受けてしまいます。キャンピングマットの有無は寝袋の性能以上に寝心地を左右します。
キャンピングマットは大きく分けて3種類あります。
エアータイプ、発泡タイプ、そして両方の特徴を兼ね備えたハイブリッドタイプです。
エアータイプの特徴
エアータイプは、文字通り空気を入れて膨らませるマットです。メリットは
寝心地が良い。
空気を抜くと小型
デメリットは
穴が開くと使い物にならない
価格が高め
といったところでしょうか。
持ち運びに便利なので、登山系のブランドはエアータイプのマットが多いですね。
サーマレスト等が有名です。

軽量化を追求したミニマルなものもあります。

発泡タイプの特徴
スポンジによるクッションを利用したマット。柔らかさと断熱性を兼ね備えています。
ホームセンターなどでも売られている「銀マット」も発泡タイプのマットといえるでしょう。
有名なところでは
サーマレスト

などですね。
メリットは
穴が開かないので岩場でも使える
安価なものが多い
デメリットは
かさばるので持ち運びに不便
長く使っているとスポンジがへタってくる
ということが挙げられます。
オートキャンプ等の用途にもおすすめです。
ハイブリッドタイプの特徴
上に挙げたエアータイプと発泡タイプの特徴を掛け合わせたものです。エアータイプの内部に発泡スポンジが入っている構造で、発泡タイプよりも軽量で、エアータイプよりも断熱性があります。
なんて書くと良い所取りのように見えますが、言ってしまえば中途半端なシロモノです。
エアータイプと同じで穴が開いてしまえば使えないし、発泡タイプよりも小さくなると言ってもエアータイプにはかないません。
しかし、ハイブリッドタイプの一番の特徴は、空気弁を緩めるとスポンジが膨らむ力で勝手に空気が入るという事です。
エアータイプは膨らますのに結構な労力を必要としますが、ハイブリッドタイプは弁を開けて放置しておけば8割以上空気が入るので、後はお好みの量まで空気を吹き込むだけです。
そう考えると、ハイブリッドタイプは持ち運びしやすく設置しやすい、使い勝手のいいマットです。
ただ、「穴が開くと使えなくなる」という点が気になってエアータイプ・ハイブリッドタイプには手を出せなかったのですが、値段が安いハイブリッドタイプを見つけました。
HITOGATA キャンピングエアーマット

お値段的にはちょっと試してみようかと思える価格です。
使わない時期でも場所を取らないので買ってみる事にしました。
使用感は発泡タイプに比べるととても寝心地が良く、キャンプ場の芝生やアスファルトの上でも快適に眠れました。
最低気温3度の中での使用でしたが、地面からの冷気はほとんど気にならず、平地での使用であれば十分な性能があると思います。
一応穴が開いた場合の補修キッも付属していますが、恐らくキャンプ中に穴が開いても補修することは難しいでしょう。
どこに穴が開いたか探すのも大変ですし、キットで穴をふさいでもすぐには安心して寝ていられません。
自分の場合、「穴が空いたらおしまい」というつもりで買いましたから、ダメになったらまた安価なマットに買い替える方針です。
高価なエアータイプマットを大事に使うよりも肩がこらなくていいと思ったのでした。
というわけで、ヒトガタのキャンピングマット、コスパ高でおすすめです。
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