
キャンプ用のツーバーナーは持っていましたが、移動が多い野外フェスや、日帰りで少人数の料理をする際には、持ち運びしやすいシングルバーナーが便利です。
シングルバーナーは各社様々な製品がありますが、P-153 ウルトラバーナーを選んだ理由と、実際使ってみて気に入ったポイントを書いていきます。
コンパクト
ゴトクが折りたため、手のひらサイズになるので持ち運びにとても便利。組み立て(というかゴトクを展開)するのも簡単で、5秒ほどで出来上がり。
P-153 ウルトラバーナーと一緒にモンベルのアルパインクッカー ディープ11を買いましたが、付属の収納袋に入れた状態で、アウトドア缶と一緒ににちょうど収納できる大きさです。

アルパインクッカー ディープ11
ちなみに円筒状のコッヘルにアウトドア缶とバーナーを収納する場合、缶を上下逆さまに入れるとスペースに無駄がありません。
アウトドア缶の底面のくぼみが上に来るので、バーナーを収納する余裕ができます。
「そんなの知ってるよ」という言われるかもしれませんが、意外と知らない人も多く見るので書いてみます。
その際、ガス缶のキャップが無いとコッヘルの底に傷がついてしまったりするし、恐らく缶のジョイント部分にも良くはないでしょうから注意が必要。
自分の場合、キャップはもちろん、コッヘルとガス缶の間にポケットティッシュを入れて緩衝材にしています。
屋外ではティッシュがあると何かと便利なので、ポケットティッシュは一緒に持って行っても無駄な荷物にはなりません。
火力
このストーブ、コンパクトなのにかなりハイパワー。出力は3,600kcal/hで、コンパクトなシングルバーナーの中ではトップクラスの火力です。
この大火力もP-153 ウルトラバーナーを選んだ要因の一つですが、実際に使ってみるとつまみを全開にすることはまずありません。
使い始めは火加減が分からず、アルパインクッカー ディープ11の取っ手のゴム部分を溶かしてしまったり、炒め物を焦がしてしまいましたが、慣れてくるとコッヘルの底面に火が収まる程度に抑えて使っています。その方が燃料の無駄もないですし。
自分の主な用途は小さなコッヘルで湯を沸かす、パスタを茹でるといった程度なので、ホントのところP-153 ウルトラバーナーの火力はオーバースペックです。最大火力で使うことは恐らくないと思いますが、性能には余裕があった方が安心です。
この火力なら、
ガスカートリッジホルダー

があれば大きな鍋での調理もできるので、様々な使い方ができます。
見た目
スペックも大切ですが、このP-153 ウルトラバーナーを選んだのは見た目のカッコよさも大きな理由です。シンプルなデザインで無駄がありません。
折り畳みゴトクや出力部のメッシュの造りも精密です。
用途や性能だけじゃなく、自分が気に入った物だという事が所有する持つ楽しみを感じさせますね。
ランニングコスト
ランニングコストはあまり考えずに買ったP-153 ウルトラバーナーですが、プリムス専用のアウトドア缶は結構安いのです。
他社のアウトドア缶に比べても一番安いのではないでしょうか。
プリムスのアウトドアガス缶の価格をチェックする
プリムスに限らずですが、自社製品は専用のアウトドア缶を使用してくださいとなっているので、プリムスのガス缶が安ければそれを使わない理由はありません。(一応他社缶でも使えるが自己責任)
見た目的にも、P-153 ウルトラバーナーにはプリムスの黄色いガス缶が一番似合います。
ランニングコストの面で、カセットガスが使えるsoto レギュレーターストーブも気になっていましたが、諸々の理由から今回はやめにしました。
(sotoのマイクロレギュレターストーブを買わなかった理由)
ここが気になる
全ての点においておおむね満足しているP-153 ウルトラバーナーですが、唯一気になるのは耐久性。精密に作られている分、少しのゆがみや汚れなどでゴトクの折り畳み部分が渋くなることがあります。
メッシュ部分も炊飯などの吹きこぼれには弱そうな印象。
点火装置が弱く、数年で壊れるという話も聞きます。
点火装置が壊れたらドライバーで取り外して、点火用にライターを持ち歩いている人も多いようですね。
自分の場合、点火装置はまだ問題ないのでそのまま使っていますが、取り外した方が見た目がスマートにはなるかも。
使用しているうちにゴトク部分が変色してきますが、熱で歪むこともないので、使いこむ事でエイジングが楽しめます。
今のところ屋外で10回ほどの使用(500缶を一本使い切るくらい)ですが、特に問題は出ていません。
長く使い続けていたいアイテムです。