加湿器はスチーム式一択!健康的でメンテナンスが楽!

加湿器には大別して4つの種類があります。

超音波式・気化式・ハイブリッド式・スチーム式です。

自分はこれまで気化式以外の三種類を使ってきましたが、今はスチーム式だけを使っています。

それぞれのメリット・デメリットと、自分がスチーム式にたどり着いた経緯をご紹介。



超音波式

初めて買った加湿器は、水を入れたペットボトルをセットする1,500位の安価な超音波式でした。

風邪を引いた時に枕元に置くためだったので、小型のものです。

メリット
  • 安価なものが多い
  • 運転音が静か
  • 電気代が安い
  • おしゃれなデザインが多い
デメリット
  • カルキによる家電の故障
  • 加湿器病が心配される
これらのデメリットは、超音波式加湿器の仕組みに原因があります。

水に超音波を当てて強制的に霧状にしているので、水に含まれるミネラルや雑菌も一緒に空気中へまき散らしてしまうのです。

その結果、ミネラルが白い粉になり家電へ悪影響を与えたり、雑菌やカビを吸い込んでしまう事になります。

超音波加湿器による呼吸器系の不調は加湿器病と呼ばれ、特に子供や高齢者への影響は大きいです。

ほとんどはの人は健康目的で加湿器を使うでしょうから、超音波式加湿器は逆効果になってしまいます。

自分はその事を知らずに安い超音波式加湿器を買ったのですが、それが2年ほどで壊れたのをきっかけに超音波式をやめる事にしました。

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気化式

気化式とは、水が自然に蒸発する作用を利用した方法です。

多くはフィルターなどに水を浸み込ませ、そこにファンで風を当てて蒸発を促すしくみです。

強制的に加湿しないので、必要以上に湿度が上がらないのが特徴です。

メリット
  • 電気代が安い
  • 運転音が静か
  • 湿度が上がりすぎない
デメリット
  • 気化する際に熱を奪うので、寒く感じる
  • フィルターや薬剤などのランニングコストがかかる
気化式は超音波式と同じで水は常温のままなので、雑菌が繁殖しないように薬剤を入れた方がいいでしょう。

フィルターも消耗品なので、電気代が安くても消耗品を買うのに手間とお金がかかりますから、自分は気化式を選びませんでした。

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ハイブリッド式

複数の方式を取り入れた方式。

自分が買ったのはフィルターに浸み込ませた水をヒーター部で温める方式です。

熱で蒸発させるので加湿器病などの心配が無く衛生的!
加熱する個所が部分的なので電気代を抑えられて経済的!
まさにいいとこどりの加湿器!…だと思っていましたが、使ってみるとそうはいきませんでした。

メリット
  • 電気代が抑えられる
  • 蒸気が清潔
デメリット
  • フィルターの交換が必要
  • 内部が複雑でメンテナンスしにくい
熱を加えて蒸発させると水道水に含まれるミネラルが過熱部にこびりつきます。

これをスケールと言いますが、当然、定期的にスケールを除去する必要があります。

しかし、ハイブリッド式は複数の方式を取り入れているので内部構造が複雑になっています。

2週間に一度くらいの頻度でスケールを掃除するのですが、中に手が入りにくくとても掃除しにくいです。

それでも頑張って手入れをするのだが、だんだんとフィルターにもスケールがたまって加熱部にへばりついてきます。

フィルターも安い物じゃないので頻繁に交換もしていられないし、何より手入れが面倒臭すぎてストレスがたまります。

結局、ハイブリッド式は4か月ほど使ってスケールのこびりつきがひどくなったので処分しました。

ハイブリッド式は良い所取りの加湿器かと思ったのですが、実際に使ってみると中途半端な物でした。

ハイブリッド式には各社様々な仕組みがあるので、ハイブリッド式すべてが悪いわけではありません。

ただ、商品説明を鵜呑みにせずに選ぶことが大切。

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スチーム式

昔からある方式の加湿器。

中に水を入れて、それをお湯に沸かして加湿するタイプです。

自分が買ったのは象印のスチーム式加湿器

↓↓このタイプ


ハイブリッド式を使ってメンテナンス性の重要さを痛感したので、構造が簡単な物を選びました。

電気ポットを作っているメーカーだけあって、造りはまんま電気ポット。

メリット
  • 水を沸かして加湿するので衛生的
  • 手入れが楽(←重要!)
デメリット
  • 湯を沸かす音がボコボコうるさい
  • 他の方式に比べて電気代がかかる
  • 子供やペットがいると危ない

過熱しての加湿なので湿度が高くなりすぎ、結露やカビの心配もしましたが、象印のスチーム式加湿器には湿度センサーがついているのでちょうどよい湿度に保ってくれます。

気になる電気代は、ほぼ一日中付けていましたが、約2000円/月増加。このくらいであれば許容範囲ですね。

大事なのはメンテナンス性。

仕組みは電気ポットとほぼ一緒なので、内部にスケールがたまってもスポンジで洗い流すだけ。

繰り返し使ううちに頑固なスケールがたまってきますが、たまにクエン酸を入れて沸かしておけば気持ちよく剥がれます。

お手入れの面では全くストレスを感じません。


もちろん、フィルターや薬剤などは必要ないので消耗品もゼロ。

超音波式、ハイブリッド式と使ってきましたが、スチーム式は消耗品を買う必要が無く、4年以上トラブル無しで使えているので、多少電気代が高くてもランニングコストは決して割高ではないと感じています。


スチーム式にたどり着くまで遠回りをしましたが、やはりシンプルが一番!

「壊れにくい」「手入れが楽」「健康的」なスチーム式は、自分が家電に求める条件をしっかりと満たしています。

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